amiteeのほげほげ日記

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かたまる

金曜日の夜にようやく東京に帰ってから、正直あまり調子がよくない。金曜日の夜は夜中に気持ち悪くなって目が覚めた。土曜日がんばって病院へ行って先生とカウンセラーと話をして、そのあと禾依たんと買い物に出かけたので少し解消されたが、今朝も起きたら気持ち悪かった。そもそも、帰省のときは昔から、行きも帰りも多少緊張するのがほとんどだったのに(なぜかはよくわからない)、今回は滅多に乗らない飛行機に乗ることになり、そのうえ空港で4時間も待たされたのだから相当なストレスだったのだろうとは思う。おまけに空港で、会社の保健士からの電話を取ってしまった。実家に持っていっていた薬も足りなくなっていて飲めなかった。そんなの気休めなのに。

それで羽田についてからも、モノレールの切符売り場ではパスケースを置き忘れて後ろの人に呼び止められたし、有楽町駅から日比谷駅まで行って三田線に乗ろうと思っていたのに、いつのまにか有楽町線のホームにいた。そのあと、有楽町駅と日比谷駅をつなぐ、何度か通ったあの長い通路を歩いていたら、途中で眩暈がしてものすごく気持ち悪くなり、しゃがみこんでしまった。誰かと少し話がしたかった。でもこういうときの誰かというのはかなり限定されている。電話には出ないだろうと思っていても、なおやの番号を探さずにはいられないのだ。もう暗誦できるくらい見慣れた番号をディスプレイに出す。
予想通り、なおやは電話に出なかった。秋田の実家にいるのか仙台にいるのかも知らない。出かけていたり車を運転していたりして電話に出られない状態なのか、出たくないから出ないのかも知らない。根拠もなく、後者のように思えてくる。そしてそういうときは意味もなく、仙台の彼の家にある、剣道着と防具の袋と竹刀、やたら大きなテレビや、パソコンに向かっているなおやの後姿なんかを思い出す。その風景もこの一年で変わっているかもしれない。でも無意味に13年間付き合ってきたわけじゃない。それともそう思っているのはわたしだけなのだろうか?