amiteeのほげほげ日記

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こんど新明解でも見てみようか

ゼミが始まる直前、研究生をしている中国人留学生(来日二年目)が、電子辞書を示しながら後輩に尋ねていた。
「”体調が芳しくない”って、言いますか?間違ってますか?」
「間違ってないですよ。でも、若い人はあんまり言わないですかねぇ…」
「じゃあ、なんて言いますか?」
「”体調がよくない”とか”体調が悪い”で済みますねぇ」
「ああー、そうなんですねー」
辞書によれば、芳しいという言葉は、香りがいいという意味と、通常は後に打消しを伴って「立派でない」という意味で使うらしい。「立派でない」と「よくない」となるとずいぶんニュアンスに差があるようにも思うが、「芳しくない」と「よくない」では同じように感じられる。個人の感覚かもしれないが、なかなか不思議なものだと思う。

そういえば、高校に入ってから中学校に遊びに行ったとき、ALTの先生から、「渚」の意味を尋ねられたことがある。スピッツの「渚」が出た頃だった。そのときその場に国語辞典がなく、こちらの英語力も乏しかったので、説明するのに骨が折れたことを憶えている。港や浜辺とはどう違うのかと尋ねられたからだ。港はともかく、浜辺との違いがなかなか説明できなかった。ちなみに渚は、辞書によれば、波打ち際、水際のことを指す言葉らしい。渚