「イノセンス」「グッバイ、レーニン!」
「イノセンス」
「攻殻機動隊」好きのくせに、劇場で観ていないのでひとりで肩身が狭かったが、むしろレンタルで観た今となっては、買っていないことのほうが肩身が狭い。
「TSUTAYAの日」の新作レンタルだったので翌日中に返さなければならず、その一日で三回観るのが限界だった。なぜ三回も観たかというと、一回観ただけでは絶対にわかっていないところがありそうで、けれど二回でも何か理解の足りていないところがありそうで、ならば三回観ればなんとかわかるだろう、と思ったから。
そんな「イノセンス」、観るならやはり、せめて「GHOST IN THE SHELL」を観てからにしたい。…と言いたいところだが、「イノセンス」本編とは別に、攻殻機動隊独特の世界観や用語などがしっかり解説されているので、あまり心配ない。
以前、友人が、「もしも、僕ときみが今とは全然違う姿かたちになっていろんな人のなかに混じってしまったら、僕はどうやってきみを見つけられるだろう?」と言っていたが、そういうことを考えてしまうのが攻殻機動隊の世界。何も言わずDVDを差し出したいくらい、おすすめ。
観る前に買ってしまえばよかった…
公式サイト→http://www.innocence-movie.jp/
DVD。とりあえずスタンダード版
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2004/09/15
- メディア: DVD
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「グッバイ、レーニン!」
このさんが「北仙台のTSUTAYAにDVDあるかい?」と尋ねてきたのでついでに探したものの所在がわからず、店員さんに尋ねたらあったのでそのまま借りてきた、という、なんともやる気の出なかった映画。
ところがこれがなかなかよかったので素直に驚いた。東西ドイツの統一と、それに翻弄されたある家族の物語。わたしは(もと理系で)世界史をまともに履修しておらず当時のことがよくわからないせいもあって、理解不足のところも多かったと思う。公式サイトで東ドイツのことを「勉強」してから観ればよかったとプチ後悔。
映画好きの映画という感じ。後から観たこのさんに言わせると「ほし五つとはいかないけどほし四つくらいかな」ということらしいが、わたしはもうちょっとサービスして、ほし四つ半といったところ。主人公アレックスもよかったが、主人公の友だち(名前忘れた…)がかなりよかった。よかったとか言ってるくせに名前を忘れてしまったことに気づいてショボーン。いや、ララじゃない、ララじゃないんだよ…それにララはアレックスの恋人でしょ…
巨大レーニン像が宙吊りになって運ばれていくところが、この映画の全てを象徴するシーン。壮観。
公式サイト→http://www.gaga.ne.jp/lenin/
DVDも出たらしい。
- 出版社/メーカー: グラッソ(GRASSOC)
- 発売日: 2004/10/16
- メディア: DVD
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