スクール・オブ・ロック
ずっと気になっていたのだけど、今までなんとなく観る機会がなかった映画。バンドを組む子どもたちがみんな芸達者で驚いたし、ジャック・ブラックもとんでもなくおもしろかった。そのうえ、ベタながら泣かせる展開に出来上がっていたりして、とてもよかった。久しぶりに「移民の歌」も聞けたし…イントロくらいだったけど。
子どもたちは、楽器ができるというだけでなくキャラクターも魅力的な子どもばかりで、バンドのメンバーとして演奏に参加した子たちもよかったけれど、裏方を命じられて地味な仕事に取り組む子たちもなかなかいい味を出していた。太鼓叩きとしては、当初からロックな雰囲気を醸し出していたドラマーの子が相当な腕前なのに驚いたけれど(2歳だか3歳だかからドラムをやっていたらしい…本当?手足は届かないんじゃ?)、キーボードの中国系の男の子もおもしろかった。どうみてもクラシックの弾き方だし。
ベタに泣かせる展開というのは、ストーリーの流れで同時に3つぐらいを展開しているけれど、どれも筋が通っていたし、自然でよかった。子どもたちの変化もそうなのだけど、主人公のデューイ本人の考え方が変わっていくのが、やはりよかった。余談だけど、ニセ教師として学校に入り込むジャック・ブラックの役名が「デューイ」というのは、本当に洒落のきいたいいネーミングセンスだと思う。わかる人は、わかってください。
ほしはいつつ。ロックを知らない人でも楽しめて、よいと思う。
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