東京ゴッドファーザーズ

これを観て調べるまで、ドラッグクイーンが何たるかを、わたしは知らなかった。知りたい人は自分で調べてもらうとして、これは前に「パプリカ」を観に行ったときに、今までうっちゃっていたけれどやはり観てみようと思った映画。本当は一緒に攻殻機動隊を借りに行ったのだけど、当たり前のように貸し出し中だった。そっちも早く観たい。
主役の「ゴッドファーザー」3人の声はプロの声優ではなかったけれど、岡本綾を始めとして、非常によいキャストであった。ハナさんの声は誰だろうと思っていたら梅垣義明で、ちょっと納得。そしてとにかく岡本綾がよかった。木村拓哉のハウルも、みんなが言うほどキムタクではないと思ったけれど、この岡本綾も、本人のイメージと違っていていい声だったと思う。
まあそんな感じで声のみなさんを絶賛しているけれど、ストーリーも非常によかった。「奇跡」をテーマにしているらしく、展開としては「その偶然はないだろう」とつっこみたくなる場面も多々あった。が、かなりの程度でもそれが許せるのはアニメだからだと思うし、最後にハナさんと清子（きよこ）が助かるところも、そんなはずないだろうと思いながらも許せてしまう、アニメならではの表現があってとてもよかった。
当然のごとくほしはいつつで、また観たいなと思う作品。

東京ゴッドファーザーズ [DVD]