amiteeのほげほげ日記

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イヌゴエ

臭気判定士」という資格をもち、かなり鋭い嗅覚を持った主人公が犬を預かることになるところから始まる、いくつかのお話。この預かった犬の声が、主人公にはなぜか聞こえてしまうというところからミステリーとストーリーが始まり、淡々と物語は展開する。そして、「犬の声が聞こえる」ことが、最後まで重要なファクターとなる。出てきたフレンチブルドッグが、愛嬌があって非常によい。声は無愛想な関西弁のおじちゃんだけど。ブルドッグという犬種のなせるわざだと思う。主人公は敏感すぎる鼻をもつためマスクをして生活していたが、最後には自然と、マスクをしないでもいいようになっている。それがとてもいい。大人向けのファンタジーという感じだった。いい意味で邦画らしい、淡々とした雰囲気とストーリー、しかし最後までしっかりとつながった、感動的なアイディアがすばらしかった。
戌年の人と行ったら1300円だったらしいが、一人で行ったため1800円払ってきた。星はよっつ、1300円だったら大満足、というところかな。こういう映画こそ、誰かと分かち合いたいが…うーむ…適当な人とは、分かち合わなくてもいいんだよね。あーあ。