なつやすみのこと つづき
前回、なつやすみのことを書き始めたところ、思いのほか長くなってしまったので、記事をふたつに分けることにしたよ。今回はそのつづき。
前回のエントリはこちら↓
牛渡川で蚊をはたき落としながら撮影したあとは、同じく山形県遊佐町の、胴腹滝へ。
ここも元滝伏流水と同じで、鳥海山の伏流水が山腹から湧き出して流れているのだそう。鳥海山は秋田と山形にまたがっているんだよ。
…あれ…?
元滝伏流水は伏流水であって滝じゃないって誰かに聞いたんだけど、元「滝」伏流水だし、なんだかおかしいなあと思っていたら、こっちの伏流水も胴腹「滝」。やっぱり伏流水でも滝なんじゃないのかなあ。
と思って自治体のサイトを見てみたよ。
元滝伏流水→主要スポット - にかほ市観光案内
胴腹滝→胴腹滝 — 遊佐町
なんと、元滝伏流水も胴腹滝も、どっちも滝って書かれていたんだよ…
国土地理院による滝の定義は「流水が急激に落下する場所」だって。(地図記号:滝|国土地理院)水の種類は問題じゃないんだね。これでスッキリ。またひとつかしこくなった。
気を取り直して写真を見返してみるよ。
ここ胴腹滝は、山肌のあちこちから水が流れ落ちていて、勝手な造語だけど“滝群”みたいなものが集まってひとつの大きな滝を構成しているような印象。
そしてそのあちこちに、石彫りの仏さまが配置されていて、水の流れや苔むした岩との絶妙なマッチングを見せていたよ。
例によって撮るのはむずかしい…
そして最終目的地・肘折温泉に着いたよ。
源泉公園にお散歩しに行ったら、かわいい砂防堰堤が登場して大興奮。
風景に溶け込んでるなあ。良いなあ。古そうだし。(と思ったら1952年に造られていて登録有形文化財だった!)
近寄ったらこんなかんじ。良いなあ。副堰堤もあってかわいい。
源泉公園なのに源泉そっちのけで砂防堰堤に夢中。
砂防堰堤ってなに、と思った人はこちら(そんな人はいない気もするけど一応)↓
砂防堰堤とは | 日光砂防事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
砂防堰堤は「さぼうえんてい」 と読むよ。砂防ダム、砂防えん堤は全部同じものだよ。誰も興味なさそうだけど一応書いておくんだよ。
秋田県内だと、今から4年前に仙北市の供養佛地区で土砂災害があった後に、急いで作った砂防堰堤が記憶に新しいよ。
というわけで、最後はちょっと脱線したけれど、今年も楽しい夏休みだったよ。
おしまい。