amiteeのほげほげ日記

はてなダイアリーから移行してみました

担任だったK一先生と遭遇

高校2年・3年と担任の先生だった、S藤K一先生と、駅前で遭遇。たぶん8年ぶりぐらい。
一瞬で誰だか判るほど全く変わっておらず(お互い様か)、案の定わーきゃーと騒いだわたしに対して、相変わらずの冷静沈着な対応。クールというかドライというか、まあそれがK一先生。
わたしが高校を出たときは3歳だった息子さんも、今では立派に中学3年生とのこと。そりゃそうだ。
ちなみに、この先生の一言がなければ、わたしは東北大に進学しなかった。
センター試験で目標点に届かず、どうしても浪人したくなかったので「文転します」と言いに行った。人文学系を念頭に関東地方の大学をいくつか挙げたら、「そんなとこより、ここ」と出された候補が東北大学の文学部。東北大には届かないと思い込んでいたのが、センター試験の点数から判定にかけてみると安全圏な感じ。そして後期も東北大を受けるなら教育学部が安全という話になり、「先生になることは全く考えてないのですが」と話したら「大丈夫、東北大の教育学部はゼロ免(教員養成課程を設置してない)だから」という返事。結局、これが進路を決定づけた。
前期試験は、試験会場に行ってみたらどうにも落ちる気がして、予想通りに不合格。あれは何だったんだろう。そして後期試験で教育学部に合格。まさかその後6年も通うとは思いもよらなかったけど。
受験期の思い出はもう一つ。K一先生の奥さんが東京へ行くことになり、先生は「生徒たちのために、学業の御守を買ってきて」と頼んだそうだ。奥さんが帰ってきたら、買ってきたのは靖国神社の御守。「愚妻に頼んだら靖国神社の御守を買ってきてしまった。ということで君たちは、英霊に見守られながら受験してください」と言って、掲示してある時間割表の画鋲にその御守をかけていた先生。あの御守はその後どうなったのだろうか。
K一先生は決して熱血な先生ではなかったけれど、では生徒のことを考えていないかというと、そうではなかったと思う。またどこかで元気に会いたいものだ。