amiteeのほげほげ日記

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「崖の上のポニョ」

以前少し気になっていると書いたポニョを、「スカイ・クロラ」に先駆けて鑑賞。べっせる博士さんが高く評価していた(id:Monaghan:20080729)こともあり、わくわく。
観てすぐの感想は「おなかいっぱーい」。通常の理解の範疇を超えている。はっきり言うとわけがわからない。でも、家に帰ってきてお風呂に入って…とやっているうちに、少しずつ違う感想が出てきた。
まず、多くの謎が謎のまま残されたことについては、もうそういうものと割り切ってしまう、無理やり。そして異形のものたちをあっさり受け入れる大人が劇中に複数いることも、「ジブリだから」で納得してしまう。そうすると、残るのは「本当の姿とこころ」というキーワードであるように思える。思い返せば、ハウル千と千尋のときも、そうだったから。しかも今回は、「人は見かけじゃない」なんて台詞を、山口智子の声が軽く言っていた。いつも憎まれ口ばかりのおばばちゃんも、本当はみんなと同じように主人公たちを心配していた…という描写だって、上辺に騙されるなという意味にも取れる。そうやって整理していくと、だんだんと言いたいことがみえてくる。結局、作品ごとに、誰にどう届けたいかという話なのかもしれない。
こうやって考えたことがもし正解なら、評価はほしよっつ半。すばらしい。逆に全くの的外れなら、ほしはみっつ。かわいくないポニョにも意味がある、かもしれない。
この次は「スカイ・クロラ」そして「アフタースクール」だね。楽しみー、るるん。