amiteeのほげほげ日記

はてなダイアリーから移行してみました

二度目の退職

個別にお伝えした人もいるのだけど、11月末日付けで、今の職場を退職した。
今のところは、秋ごろにくどいほど書いていた一大イベントのために組織された場所なので、だまっていても年度末には組織自体が無くなることが決まっている。みんな別のところに異動していくのだ。既に11月の時点で組織の人数は半減し、年明けにはさらに半減する予定。つまり何が言いたいかというと、上部組織の正職員でないわたしは、春からの身の振り方を考えなければならない立場だったということ。それでそろそろどうしようか決めないといけないなと思っていたところに、都合よく新しい仕事の話が舞い込んできた。先方と話をしてみたら、舞い込んできたときの話とは若干条件が違っていたけれど、3月まで待っていてもこう都合よくはいかないだろうと思い、脳内予定よりは早かったものの、退職することにした。
変な時期に自分ひとりがいなくなるというのはこれで2回目だけれど、状態から考えて辞めて当然の前回とは違い、今回は課で送別会を開いてもらった。少し人数が減ったとはいえ30人の大きい課なのに、半分以上の方に来ていただいて本当に嬉しかった。写真に収まっているもの以外にもプレゼントをもらった。しかも、行けなくてごめんねとわざわざ言ってくださる方もいて、今さらのように、変な時期に辞めるのって寂しいなと思った。
前に会社を退職したときから、一貫してやりたいことがあるというのは変わっていない([id:amitee:20060511])。そのとき、つまり、働いているうちに思いもかけない病気をして、働くということそのものに対して全く身体が動かなくなったとき、もう一生働くなんて無理なのかもしれないと思ったことがある。養ってくれている両親には失礼だけれど、食べて寝る場所があるだけマシだとすら思って、帰ることはないだろうと思っていた実家に帰ることになった。少し元気になって、改めて冷静に考えると、やりたいことをやるのにはやはりお金が必要で、しかもわたしは病気をしたときから両親にお金を借りていた。とりあえず働くしか道はないのだなと思ったときに今の職場に行くことが決まり、それから1年以上、のんびりした職場で仕事をし、長いリハビリを続けてきたようなものだと思う。今度はもう少し厳しくなるけれど、このまま働くというのが何かの「流れ」であれば、それに乗っかるのもいいかもしれないと思うのだ。
月曜日からは新しい職場である。今度も正規雇用ではないものの、再び会社員になる。最長何年ということもない。有効求人倍率が約0.6の秋田では、そう悪くないことだと思う。