amiteeのほげほげ日記

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「ダイ・ハード4.0」

ブルース・ウィリスがもうやらないと言っていたとか言っていないとかいう、ダイ・ハード。3作目の前作はまあまあの感じで、小学生のときの衝撃的な1作目に比べると完全に平凡な出来だったのを憶えている。とりあえず前回は、ペアになった相手がなんともいえず地味だった。しかし、映画が特別趣味ではなかった頃のこと、まあこんなものだろうと思っていた。
あれから12年、事前に調べてからでないと映画には行かない今日この頃。久々に観たハリウッド映画は、久々にスカッと爽快な出来上がりだった。いつものように★前田有一の超映画批評★超映画批評『ダイ・ハード4.0』90点(100点満点中)を見てから行ったのだけれど、レビューとしてはここに書いてあったことが全てで、これ以上書けることはない。数々のアクションシーンはただただ「お金あるなあああああああ」という感じで、惜しげもなくいろんなものをぼんぼん爆発させてしまう。そのうえ本物の戦闘機も出てくる(そしてあっという間に消える)ので、超映画批評で事前に見ていたとはいえ、やっぱりびっくりする。マクレーン刑事、敵方の無線操作で勘違いされて狙われてるし。マクレーン刑事と言えば、彼は今回も相変わらずの不死身ぶりで、もはや危ないシーンがあっても絶対に死なないという安心感をもって観てしまうのは、いいのか悪いのか謎なところ。それでもアクションはやっぱりかっこいい。
悪役の大ボスがなかなかのイケメンだったことや、マクレーン刑事とペアを組む青年がコンピュータ以外に取り柄のない(と思われた)オタク青年であること、もちろん題材のサイバーテロも、いかにもデジタルで現代風なところで、それに対応するように、主人公の挑んでいく方法がものすごくアナログだというのは、狙って作られたおもしろさだろう。ただ、これは前3作でマクレーン刑事のキャラが確立されていたからこそのおもしろさだったと思う。ITにはほとんど興味のなさそうなマクレーン刑事、ギャップに悩むこともなく技術の躍進を受け入れ、青年に指示することでその技術を使いこなすあたりは、かなり頭が柔らかかった。
ほしは満足のいつつ。誰でも純粋に楽しめると思う。ちなみに、今回ペアを組んだ青年は、どういうわけかキアヌ・リーブスにそっくりな顔立ちだった。わりと、かっこいい。