amiteeのほげほげ日記

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LIMIT OF LOVE 海猿

すっかり書くのを忘れていたけれど、この映画は秋田に戻ってくる日、5月23日に有楽町の日劇で観てきたのであった。レディースデーながら、最初の回だったせいか人もあまり多くなく、観やすくて非常によかった。
今回の海猿は、★前田有一の超映画批評★でも書かれている通り、潜水のシーンはほとんどみられなかった。潜水や救助活動を見せるというよりも、窮地に立たされた主人公たちがどうやってそれを越えていくかというストーリーだったからだ。「今回はダメかも」と何回も思わせて、その度に脱出成功、という流れは、わかっていてもドキドキするものだった。ダイ・ハードみたい。これまでの映画やドラマを見ていなくても、これだけでじゅうぶん楽しめるとは思うけれど、当然ながら、主人公の伊藤英明加藤あいにプロポーズするまでなんかは、以前の作品を見ていたほうが、楽しめたとは思う。CMでやっているように「嗚咽、嗚咽で…」というほどではなかったけれど、じっと観ていると泣けるところがたくさんあった。
全体を通しては非常に満足のいく一本だったし、1000円での観賞はお得感もあった。ただ、主人公が助ける二人がそれぞれ訳ありげだったわりに、そのバックグラウンドが全く明かされなかったことや、浅見れいな荒川良々がなぜ出てきたのかわからなかったこと、石黒賢が完全に「いいとこどり」だったこと、そして主人公たちは最後の最後でどうやって助かったのかが今ひとつわからないことなんかは、気になるところではある。というわけで、ほしはよっつ半。残念!