amiteeのほげほげ日記

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ホテル・ルワンダ

レディースデーの昨日、渋谷にある映画館で公開されている「ホテル・ルワンダ」を観てきた。外出の練習として、美術館や博物館の類に加え、映画も勧められたというのもある。
この作品は、もともと公開を待っていたというわけではなく、いつものように「超映画批評」を見て目にとまった作品だ。前にも書いたと思うけれど、辛口な前田さんが95点評価をつけたこの映画、たいへん気になった。
記事はこちら→超映画批評『ホテル・ルワンダ』95点(100点満点中)
ここでも書かれているように、題材は94年のルワンダ大虐殺だが、恥ずかしいことに、わたしはこの大虐殺のことを知らなかった。94年と言えば中学2年生、そういうことをしっかり認識して然るべき年齢である。この映画を観て、ますます恥ずかしく思った。
映画に出てくる俳優たちは日本ではあまり知られていない人ばかりで、それが日本での公開が遅くなった原因でもあるようだ。けれど、この主人公がデンゼル・ワシントンやウィル・スミスでなかったことによって、スクリーンで起こることを身近なこととして捉えられたように思う。ドン・チードルという、普通な感じのする俳優、彼が演じる、有能だが一市民でしかない「ポール」の元に集まった1200人以上の人々の命が本当に助かるのか、最後まで不安になるからだ。
映画のモデルであり実在するポールさんは、確かにインテリで知恵も教養もあり、いわゆる「頭のいい」人なのだと思うけれど、その頭のよさをしっかり生かして生き延びることができたのは、やはりものすごいことなのだ。
ほしは、文句なしでいつつ。久しぶりにパンフレットを買って帰ってきた。