amiteeのほげほげ日記

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30年生きました

今さらだけれど、最近30歳になった。同時に、今の会社に入って、まる3年が経った。自分でもしっかり憶えているけれど、今の会社に入るときに、自分で「とりあえず」設定した3年の期限が過ぎたことになる。
入社して3年経って、ふと周囲を見回してみると、意外と環境が変わっていることに気がつく。右も左もわからなかった頃から2年間、手を携えて働いてきたヤヨイさんも出産のために今年の春に退職。入れ替わりに新人ちゃんが入ってきたけれど、いろいろな要因から、彼女もいつまでいるかわからない。では自分自身はどうかというと、これもまたふわふわと頼りなく、確固たる意志もなく日々を過ごしているとしか言いようがない。
それでも、自分を支えている数々の言葉の中でも、こういうことを考えるときに思い出す言葉は決まっている。

人生の選択肢は無限だ。以前、焦るわたしに、なおやがそう言ったことがあった。何かを選ぶときまでは、結局は一日をだいじにしていくしかない。時折こうして振り返りながら、少しずつでも進んでいく。ただそれだけである。(id:amitee:20081209)

大学へ入った19歳ぐらいの頃、30歳なんてとっくに結婚して、子どもの一人も産んでいるだろうと思っていた。大学院へ入学した23歳の頃、30歳には学者としての職を得て一人で食べていけているだろうか、その可能性はとても低いなと思っていた。最初に企業へ就職した25歳の頃、自分で選択した結果を認めなければいけないという気持ちと認めたくない気持ちとの狭間に立ち、30歳になる頃には何をしているだろうかと考えていた。
現状がどのようなものでも、それは自分の選んだ結果なのだという考え方は、20歳の頃から全く変わっていない。だからこれからも、自分でも想像のできないような未来が待っているだろうけれど、それは全て、自分の選択だと思う。無限の選択肢の中から、自分で決めた道をゆくしかない。自分でも気づかないようなほんの小さな選択にも、きちんと責任を取って生きていこう。それが30歳の、決意である。