amiteeのほげほげ日記

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さいきんのテレビ

ブログの更新が滞ると、当然のようにテレビについての記述もなくなるので、いかにもテレビっ子でなくなったかのようだけれど、実際にはそんなことはなく、比較的きっちりと観ている(ただし深夜番組を除く)。

  • ドラマ

冬のドラマは、「相棒」と「トライアングル」、「ヴォイス」の三本立てであった。いかにもフジテレビの謎解き「トライアングル」はいかにもな結末で終了。犯人は必ず、まさかあの人が、という人。ものすごく怪しい人は絶対に犯人ではない。豪華俳優陣と彼らのお洋服、そしてパリの映像がすてきだった。「ヴォイス」はずっと前に深津絵里主演でやっていた「きらきらひかる」とかなり似た部分もあったけれど、全体的には良い出来だったと思う。何度も書いた気がするけれど群像劇が好きなので、脇役それぞれがきちんと主役になる回があるのは気に入る割合が高い。あと「篤姫」でぐっと評価の高まった瑛太が今回もよかった。大河ドラマといえば、「天地人」は「篤姫」に負けず劣らずおもしろい。春のドラマは、やっぱり水曜21時のテレ朝刑事ドラマ。「ゴンゾウ」でも主演だった内野聖陽が今回も主演で、彼は好きなのだけど、原作を読んでしまっているので少し不安。どうでもいいけど、内野聖陽の出ていたドラマでいちばん好きなのは、フジテレビ月9だった「不機嫌なジーン」。視聴率こそ振るわなかったが、隠れた名作と思っている。

  • ドキュメンタリー

3月末にNHKで放送した「ゴリラ先生ルワンダの森を行く」という番組がすばらしかった。(http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=800&date=2009-03-26&ch=21&eid=26378)ゴリラ先生と言うとものすごい毛むくじゃらな人かと思うけれどそうではなくて、京都大学で霊長類の研究をしている山極先生という人の話。確かもう50代後半の先生で、若かりし頃にマウンテンゴリラの研究のために長いこと滞在していたルワンダを再び訪れ、現在ルワンダの森に住んでいるゴリラの様子を研究したり、昔馴染みのゴリラと感動の再会を果たしたりするというもの。ルワンダはひどい内戦のせいで多くの人が亡くなったけれど、その内戦は同時にゴリラにも大きな影響を与えたということがよくわかった。そして山極先生が若かった頃に出会った一頭のマウンテンゴリラに今回再び出会い、お互いに相手を認めて会話をしたところがとても興味深く、感動的であった。お互い若かった頃に出会い、26年も経ってから再会して、先生もとても感慨深げだったけれど、ゴリラくんのほうもとても嬉しそうにしていたのだ。ちょっとばかり泣いちゃったよ。そして最後の山極先生へのインタビューでは、研究対象であるマウンテンゴリラへの愛情が随所に感じられ、研究者ってこうだよね、とわたしは一人頷いていた。

とりあえず今日も、松本清張原作・向田邦子脚本というナンカすごそうなサスペンスがあるようなので、楽しみにしているところである。向田邦子と言えば、わたしにとってはやっぱりこれ。本放送は見逃したのだけど後から観ることができた。決して岡田くんが好きだから言っているわけではない。もう一度観たいな。向田邦子 新春ドラマスペシャル「冬の運動会」|日本テレビ