amiteeのほげほげ日記

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細すぎる

一週間ほど前、会社に献血車がやってきた。日程はひと月も前に知らされていて、前の週には名簿に名前も書かされた。周りの人はわたしが献血経験者だと思っていたようだけれど、どっこい完全なる未経験者。恐くはないが倒れないかが不安。だから忙しいと言って当日逃げようかと思っていた。しかし、人情深いせいか根が真面目なせいか、結局は献血車の中へ。
車へ入ったらお医者さんがいるからと言われて入ってみたら、そこにいたのは、小学校から高校まで一緒だったsanaちゃんだった。あらこんにちは。で問診して血圧を計って、さて、と採血検査のおばちゃんの前に座ったら、「血管細いねー!」。
自慢じゃないが血管は細い。注射と点滴はいつも左腕の決まった一カ所のみ。おばちゃんは一生懸命わたしの腕をこすってみたけれど、結果的には徒労であった。注射や点滴の針より太い針を使うため、とても厳しいとのこと。仕方ないので挨拶して車から出た。
ジョシは、当日休んでいた1人を除く4人が献血することになっていたけれど、結局全員が献血できなかった。1人は風邪が治りきらなかったせいで、あと2人は比重が足りないとのこと。「比重が足りない」と言っても日常生活に支障があるわけではないのだけど、献血はいろいろと余裕のある人からもらうことになっているとかで、それでいくと、献血できる基準値に足りないのだそうだ。
確かに、献血をして倒れることになったら本末転倒だ。でも、わたしのようなケースも含めて、余裕のある人からしかもらわないとなるとかなり難しい。仕方ないことだというのはよくわかるのだけど、なんだか少しやるせない心持ちであった。