amiteeのほげほげ日記

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間宮兄弟

かもめ食堂」以来映画を観ていないので我慢できなくなり、水曜日に池袋で「間宮兄弟」を観てきた。いちばん観たいのは「LIMIT OF LOVE 海猿」なのだけれど、秋田に帰ったらしばらく映画も観られない予感大なので、「間宮兄弟」が今ひとつだった場合に備えて、先に「間宮兄弟」を観ることにした。つまり「LIMIT OF LOVE 海猿」も近いうちに観るつもりである。
さて「間宮兄弟」は、原作の江國香織さんのムードが良く出ている、と、思う。原作を読んでいないのでわからないのだけれど、映画を観ていたら、江國さんの本を読んでいるときの感じと同じ感じが漂ってきたので、きっと原作もこんな感じなんだろうなと。そしてやはり佐々木蔵之介ドランクドラゴン塚地がよかった。仲が良すぎて笑ってしまうのだけれど、気持ち悪い一歩手前でなんだか微笑ましく感じられて、本当の兄弟みたいだった。
ただ、全体を通して軸になる話よりも、周りで展開される話のほうに注意がいってしまって、全体として散漫な感じで終わってしまったように思う。江國さんの原作自体がそういう感じなのだろうなとは思うのだけれど、2時間の映画として観ると、今ひとつ見応えがない。兄弟のキャラがそれぞれ確立されていて、俳優もうまくはまっていただけにもったいない気がする。それぞれのキャラは小さいエピソード抜きでもしっかり伝わっていたと思うし、それだけでじゅうぶん笑えたから、江國さんのムードにこだわりすぎる必要はなかったんじゃないかなと思ったのであった。
というわけで、ほしは残念ながらみっつ。まあ1000円で近場だったのでオーケー。
そして「LIMIT OF LOVE 海猿」の秋田での上映館を調べたら、イオン秋田TOHOシネタウンのみだった。これは東京で観てから帰らないと、観に行けないな…どうして秋田駅前にひとつ、シネコンがないんだろう。あ、アルヴェのが閉じてるのがいけないのか…ぶつぶつ。