amiteeのほげほげ日記

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藤田嗣治展に行ってきた

この前の日曜日、マイミクのterhyさんからのお誘いを受けて、国立近代美術館で開催されている藤田嗣治展に行ってきた。
藤田嗣治の名前は知っていたけれど、どんな作品があるのかよくわからなかったので、一応事前に近代美術館のサイトで解説を読んでから行ってみた。すると、東京だからなのか藤田嗣治展がすごいのかよくわからないけれど、美術館の前にはたくさんの人がいて、入場するまで50分待ちの状況だった。ディズニーランドみたいだと思った。でも待ち時間は意外に短くて、思ったよりあっさりと入場することができた。40分もなかったと思う。
肝心の作品は100点ぐらいあって(こんなにあるのはすごい)、中には秋田の平野政吉美術館からのものもあってちょっとおもしろかった。展示数が多いおかげで、最初の作品からだんだん作風が変わっていく様子がとてもよくわかったし、まったく雰囲気の違う戦争画もあって驚いた。またところどころでの解説がよく、「…が我々の視線を○○へと導く。」など画家の意図するところをわかりやすく教えてくれていた。作品を時期ごとに区切ったうえで、それをディスプレイする壁の色や照明の具合も考えられていたのもよかった。
考えてみればこっちで殆ど美術館に行っていないのでよくわからないけれど、このような展示になると壁の色や照明を変えるのは当たり前なのかもしれない。それでもやはり、全体的によく考えられているという感想をもった。観覧者がたくさんいてゆったり観ることはできなかったけれど、なかなかおもしろかった。