amiteeのほげほげ日記

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かもめ食堂

ずいぶん前に予告編を見て以来、公開したらすぐに観に行こうと思っていた映画。初日の昨日、シネスイッチ銀座で1時間近く並んで観覧。わたしの前に並んでいた女性も言っていたけれど、今どき整理券を発行せず並ばせる映画館も珍しい。
原作は群ようこ、書き下ろしということで、群テイストが全編に漂っていた。けれど予想通り、映画になった群テイストはかなりいい感じ。到るところでクスクス笑い勃発。「普通だけどちょっとおかしい人たち」が出てくるという紹介をどこかで読んだけれど、本当にその通り。主人公の小林聡美(サチエ)も普通に見えるけれど、ある意味では普通じゃない。初対面の片桐はいり(ミドリ)をいきなり家に招いてしまうところとか。ミドリも普通じゃないし、ミドリと一緒にかもめ食堂を手伝うことになるもたいまさこ(マサコ)は言うに及ばず。ストーリーはかなり破天荒というか、ありえないことがいろいろ起こるけれど、まあいいかなという感じ。フィンランドという国に対してわたしたちが(少なくともわたしが)持っているイメージをうまく生かしていたと思う。小林聡美の着ていた服が全編を通してとってもかわいくて、柄物と柄物を重ねて着ていてもすごくすてきだった。
ずっと前に映画館から持って帰ったチラシには、「ハラゴシラエして歩くのだ」というコピーが書かれていたけれど、そのコピーの通り、画面にはいろんな食べ物が登場した。特にシナモンロールは本当においしそうだった。簡単な昼ごはんを食べただけで夕方からの映画を観ていたわたしは、途中から本当にものすごくおなかがすいてきて、出てくるものが食べたくて仕方なかった。それをここでカミングアウトしておこうと思う。
ほしはいつつ!なんか最近ずっとよっつかいつつの作品しか観てない気がするが、それは作品を選んで観に行っているからある意味当然なのである。