amiteeのほげほげ日記

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槇原敬之「Cicada」

1999年の夏に発売された、「Hungry Spider」を含むアルバム。確かこのアルバムの発売直後に覚醒剤で逮捕されたんだったと思う。

このアルバムを思い出したのは、先週放送されていたNHKの「夢・音楽館」(館主として桃井かおりが出てくる番組)に槇原敬之が出ていたから。シングル曲「桃」を歌っているのを観て、収録アルバムの「Home Sweet Home」ではなくなぜか「Cicada」のほうを思い出した。「太陽」でもなかったところは不思議。

アルバムの中では、シングルでも何でもない「青春」という曲がいちばん好き。情景が見えて、なおかつそれが淡々と歌われているところが好きなんだと思う。タイトルの青春という言葉のイメージとは裏腹に、さわやかではない。青臭くないとは言わないけれど、青臭さも淡々と語られている。歌詞はここで。別窓のはず。

「STRIPE!」が冬の曲だけれど、あとは夏を思わせる曲ばかり。それまでの槇原の雰囲気と同じ曲と、そうでない曲とが混じっている。「太陽」にも現れる、「いいときでなく、悪いときこそその相手の傍にいたい」という気持ちは、既にこのアルバムで現れている。苦しかったのかな。

Cicada

Cicada

そういえば、「世界に一つだけの花」をいちばん最初に聴いたとき、これは絶対槇原敬之の曲だ、と思ったけれど、なかなか確認できなくて焦れたんだった。