鬼平犯科帳スペシャル「山吹屋お勝」

先週の火曜日に2時間スペシャル（カスペ！）で放送されたもの。久しぶりの鬼平、4年ぶりらしい。実はリアルタイムできちんと観たのだけれど、録画してあって、もう一度。やっぱり時代劇は鬼平。もしくは御家人斬九郎。
画面では、うさ忠（尾美としのりさん）が元気でなんだか安心、おまさ（梶芽衣子さん）は少し歳をとった感じかな。亡くなった方以外のレギュラーは全員出演だそうで、とても豪華キャストな雰囲気。
そして！その豪華キャストに混じり、田中要次さんが！！
最初に出てきたときから気づいたけれど、うっかりしたら「あの俳優、誰？悪役商会？」とでも言いそうなくらい、しっかり悪役。髷のかつらをかぶっているところは初めて観た気がする。しかも最後のほうで、重要キャストの利八（吉田栄作さん）と刺し違えて死ぬ役どころ。おいしい。
吉田栄作さんも、普段あまり髷のかつらなんてかぶっていないから、はじめ一瞬、火野正平さんかと思ってしまった。
ストーリーは、原作を読んでいないのでわからないのだけれど、ずっと以前に放送されたらしい「山吹屋お勝」とは、少し違うような気がした。気になって、先週の終わりにTSUTAYAに行ったときにDVDを探してあらすじを見てみたら、やはり少し違うようだ。どっちが原作に忠実なのだろう。
なんにしても久しぶりの鬼平、やはり数回の観賞に耐えうる内容はすばらしい。こういうものが毎週放送されていたのが嘘のようだ。高橋悦史さんの「佐嶋」や、江戸家猫八さんの「相模の彦十」だってまた見たい。ああDVDほしい。ほしいよ。