amiteeのほげほげ日記

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約三十の嘘

今日は火曜日、めでたくもレディースデーなので、映画館で映画を観てきた。「約三十の嘘」。
ネット上でこの映画を紹介するサイトに出くわし、公式サイトを見てみたら、なかなか充実した俳優陣がキャスティングされていた。仙台ではチネ・ラヴィータで22日から公開されている。

事前に上映時間を調べたとき、レビューがひとつ書かれていて、読んでみたら「非常につまらなかった」という感想だったのだけれど、わたしはとても楽しんで帰ってきた。画面に出てくる人みんながとてもかわいく見えて、なかなかすてき。「誰も知らない」のような迫りくるものがないのは当然だし、そういうものを求めて観るものではないことはわかっている。かなりの場面が寝台特急内という設定だったが1時間40分はすぐに過ぎて、椎名桔平さんの演技はとてもよかった。くすくす笑えるところもあり、ちょっとせつない気分になるところもあり、ラストは想像がつかなかった。中谷美紀さんの目に溜まった涙と、伴杏里さんが最後に流した涙の違いが秀逸。クレイジーケンバンドの音楽も、とてもよく合っていたと思う。何度も観たい、というものではないが、通常料金だったとしても、映画館で観て損したとは思わなかっただろう。

約三十の嘘」公式サイト→http://www.30uso.com/